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森に覆われた山のふもとに村がある谷

しくみ

eSIMは安全か。守れるもの、守れないもの、自分次第のもの

端末から抜き出せないという性質が、良い方向にも悪い方向にも働きます。実際のリスク、誤解、そして有効にしておくべき設定をまとめます。

Dani Requena 6分 写真:Kévin Pesqué(Unsplash)

この質問の裏には、たいてい同じ疑念があります。カードに触れなくなったなら、誰が管理しているのか、というものです。短く答えるなら、eSIMは物理カードと少なくとも同じくらい安全で、いくつかの点ではより優れています。そして、形式では変わらない現実のリスクもあります。

物理カードより優れている点

  • 抜き出せません。盗まれた端末からカードを抜いて他の端末で回線を使ったり、持ち主を連絡不能にしたりできません。
  • プロファイルは事業者からチップまで暗号化・署名された状態で届きます。まさにそのための規格があります。
  • カードと同じように通信会社が遠隔で停止でき、しかも誰かが物理的に取り出す必要がありません。

変わらない点

回線の本当のリスクはプラスチックにはありません。なりすましによる不正、つまり誰かが通信会社を信じ込ませて回線の再発行を受け、認証コードを受け取ってしまうことにあります。

これはカードでもeSIMでも同じように起こります。弱いのは技術ではなく、通信会社の本人確認の手続きだからです。実際に守りになるのは、重要な場面でSMSだけを認証手段にしないことです。

  1. 可能な場面ではSMSではなく認証アプリを使ってください。特に銀行とメールです。
  2. カードにPINを設定し、端末にも強固なロックをかけます。
  3. 回線の変更に関する通信会社の通知をオンにします。
  4. 端末が突然、不自然に圏外になったら、誰かが再発行を申請していないか通信会社に確認してください。

よくある誤解

言われていること実際のところ
eSIMはインターネット越しに複製できるプロファイルは暗号化され、特定のチップに結び付いています
知らないうちにeSIMを入れられるプロファイルの設定には、ロック解除済みの端末か通信会社のアカウントへの物理的な接触が必要です
eSIMのほうが追跡されやすいネットワークによる位置の把握は、どの回線でも同じです
eSIMだと通信会社に多くを見られるカードのときと見えるものは同じです

旅行用eSIMについて

旅行用のデータプランは現地事業者のデータ回線です。接続した国のネットワークが見るのと同じだけ通信を見ます。それ以上でも以下でもありません。他人のネットワークで通信を暗号化したい場合は仮想プライベートネットワークで対応でき、これはホテルのWi-Fiでもモバイルデータでも同じです。

よくあるご質問

eSIMは安全ですか。

物理カードと少なくとも同じくらい安全で、1点ではより優れています。盗まれた端末から抜き出せません。プロファイルは暗号化され、特定のチップに結び付いています。

eSIMは複製できますか。

インターネット越しにはできません。プロファイルは暗号化され1台のチップに割り当てられており、設定にはロック解除済みの端末か通信会社のアカウントへの物理的な接触が必要です。

回線の再発行を悪用する不正から守ってくれますか。

守りません。その不正が狙うのはカードではなく通信会社の本人確認の手続きだからです。SMSだけを認証手段にしないことが有効です。

eSIMだと通信会社に多く見られますか。

見られません。物理カードと同じです。他人のネットワークでの暗号化は仮想プライベートネットワークが担います。

端末を売るときは何をしますか。

eSIMのプロファイルを明示的に削除します。初期化では消えないことがあるためです。